現代妖怪―――《子供を襲うモノ》

銀歯ジジイ 銀歯を見せてくる。

サイババ 子供達ばかり襲う。包丁を持って。
 
頭のおかしい人の所には青(黄)い救急車が迎えに来る。小学校低学年の記憶。
 
『ピーナッツじじい』白い服着て、帽子をかぶり、マスクをして後ろに灰色の箱を乗せた自転車に乗っている。その箱の中身には腐ったピーナッツが入っていて、それを子供に食べさせて腹壊させる。
 
モウチョウタロウという人がいたそうです。“変な男の人”で突然『僕の名前を知ってる? そう、モウチョウタロウ(どこで切れるか不明)』と言って… 近づいて来るのか、逃げるのかは忘れました。
 
「四時ババ」冬の下校時間って夏より早く四時でしたからか、四時すぎて旧校舎のトイレに入ると「四時ババ」というおばーさんが現れるという。なにするでもないらしいんですが…
 
トンカラトン…学校帰り、一人で歩いていると三輪車に乗った包帯だらけのミイラの様な奴が日本刀を持っていて「トンカラトンと言え!」と言うそうです。言わないと、日本刀で斬り殺され、自分も「トンカラトン」になってしまう。「トンカラトンと言え!」と言われる前に言っても同じです。トンカラトンの言う通りにすれば助かるけど、中には集団で来る「集団トンカラトン」と言うのがいて、同じ様に言うのですが、一人だけ「トンカラトンと言え!」と言わない奴がいて、どっちに転んでも同じ様に殺され、「トンカラトン」にされてしまう。


 
夜中「かしまさん」が窓から出てきて人に「足はいるかい?」と聞くそうです。「いる」と答えた人は足が次の日増え「いらない」と答えた人は次の日そのままか、足が無くなっているそうです。もし、「かしまさん」と言った場合、そのまま消えてしまいます。「かしまさん」の出る時、鈴が鳴っていると言う事だそうで、この話を聞いた場合三日以内に「かしまさん」が出てくると言う事です。
 
テケテケ
友人の先生の身の上にあった事なんです。先生が電車に乗っている時の事、お昼近くだった事もあって車内はとても空いていたんです。先生は一人で座っていました。すると、突然電車が駅でも無いのに止まってしまって、すぐ車内放送があったんです。「ただいま、人身事故がありました。しばらくそのままお待ち下さい。」男の人が飛び込んできたんだそうです。体が真っ二つになったそうですが、下半身はあるのに上半身が見つからないんだそうです。その時、先生は何かを引きずる音に「なんだろう」と思い、音のする外の方を見たんです。すると、何と今しがた飛び込みした男の上半身ではありませんか。内臓を引きずって、先生のいた窓から見える電信柱に登っていたんだそうです。そして、もう少しで一番上だーって時に、力尽きてそこにしがみついたまま死んじゃったそうです。それから、この先生の勤め先(友人の学校)のある某市では上半身だけで、しかも器用な事に腕組みしながら走る霊が続出してるそうです。この霊は「てけてけ」と名付けられており時速150キロで走るそうです。
 
私もテケテケ様を見た事があるんです。ただの浮遊霊だと思いますが、沢山のテケテケ様を見た中で一番インパクトがあったのは、学校の廊下を上半身だけのテケテケ様がかなり速いスピードで私の前を横切った事です。
 
私のイトコで、一コ年上の太一君が人面犬に出会ったのです。セブンイレブンの前で。尻尾の方にメーター(時速を表すやつ)があって、太一君びっくりしちゃったみたいです。人面犬が太一君に向かって「競争しようぜ」って言ったらしいんです。で、太一君は思わず返事をしたら人面犬とっても早かったみたいですね。あっという間にいなくなってしまったそうですよ。数日後に、どこかの田んぼで車に跳ねられて死んでいたと太一君は言っていました。
 
 
現代妖怪に関する考察(対談)