ストレイシープ
 
 
 2011年冬のトップ絵だったイラストです。 
タイトルの「stray sheep(ストレイシープ)」は迷える子羊、という聖書での言い回しだそうですが。同時に「罪人(つみびと)」の意味もあるらしいです。 
罪人と言ってももちろん犯罪者のことでは無く、キリスト教では人は基本的に罪人らしいですからね。 
要するに、道に惑い、日々悩む、普通の人たちのことかなあ、などと思っております。 
その迷える子羊たちの前に、光を掲げて探しに来てくれる人。それが羊飼い。 
イラストは、まあそういった諸々のイメージを何重にも重ねた上で、可愛い子を描こうっと、という自分得な単純理由で描かれてます(笑) 
人は迷える子羊であり、同時に羊飼いでもある。(キリストの基本発想からは外れているとは思いますが)暗闇の道を迷いながら歩いていても、光を掲げて道を歩けば、目にとめて立ち寄ってくれる人もいるだろう。 
 
クリスマスだし、光のイメージなので金色と赤で描いたのですが。パソコンで描くってのはその辺が便利で。色替えが簡単にできるんですよ。で、ちょっと気まぐれに色味を変えてみたり暗闇を明るめにしてみたら、これも結構綺麗でして。 
せっかくだから、色替えと背景の明度替えのイラストも載せます。 
青は清冽なイメージもしますし、色を薄くしてみたら、これもなかなか聖夜な感じになりました。 
 
 ストレイシープ(薄金)  ストレイシープ(青)  ストレイシープ(薄青)
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